キンモクセイ

キンモクセイ
我が家からお店までは、徒歩で10分ほどです。

家から中間地点ぐらいまでは昔からの住宅街で、戸建てに小さな庭があるのが標準的です。

そして多くのお家の庭にはキンモクセイが植えられています。

子どもの頃はどこを歩いても甘く優しい香りが漂っていましたが、最近はその香りが途切れ途切れになりました。

住宅が老朽化し、世代交代で新しい家が多くなりキンモクセイが少なくなってしまったのです。

じつは我が家にもキンモクセイがあったのですが、数年前に家を建て直したのでなくなってしまいました。

キンモクセイの香りをかぐと、自分の子どもの頃の記憶が蘇ってくるのですが、キンモクセイの木が少なくなって、香りが薄くなると自分の記憶も薄くなってしまうようで、ちょっと寂しいです。